2015年9月13日日曜日

第13期 8月ミャンマー人道支援

事業種: 人道支援事業
事業名: 2015年8月ミャンマー人道支援 
開催日: 2015年8月13日~2015年8月23日
従業者: 6名
受益者: (訪問先参照)


 事業内容:

支援・訪問先:
  1. モン州、Z村
  2. 縫製プロジェクト(マーケット事業)
  3. SPT孤児院支援
  4. エヤワディ州C村
  5. ヤンゴンK村(終戦平和祈念)
主な事業内容:
  • 長年継続支援を行ってきたZ村に対し、村の貧困層支援と医療支援のための資金援助を行った。訪問は今回はできなかったが、村の代表者がヤンゴンの拠点を訪れ、村の近況を伺い、現在必要とする活動に活用してもらうための資金提供を行った。
  • 縫製プロジェクトでは、自宅を改良して店舗を作ったり、村の集合市場に出店して、当団体の提供する支援物資を村の貧困層住民に安価に販売したり、シーツやあまり布を利用し衣類をミシンで縫い、店で販売するなど、縫製プロジェクトのミシン技術を身に着けた人が自立をしつつ、同時に、近隣の住民に対し少しずつでも還元をし始めている。引き続き日本からの物資提供、店舗に必要な備品等の提供をするなど支援を行った。
  • モン州のSPT孤児院より、6月頃に支援要請があり、当団体が農業支援を行っている村からの米を買い取り支援し、孤児院に配達してもらった。当団体が訪問していない時期でも、必要な時に必要なものを届けられる環境も少しずつ整ってきている。米を作る村も、当団体の指導によるマイエンザ(環境浄化液)を田畑に活用し、ぼかしを大量に作り稲作に活かすなど、順調に進んでいる様子であり、引き続き孤児院と村の支援の両方が一度にかなうよう支援を行っていきたい。
  • 農業産業事業を開始したC村を訪問し、椰子の実プロジェクトの進行状況を確認した。インフラも整わない環境下で、村の人々が協力し合い新たに始めた油作りだけではなく、これまでの農作物の栽培も継続しており、雨季の大変な時期にでも加工品製造などで安定収入が得られるよう、村人と協力し、将来的には作業場(工場)を作り、運営していけるよう、引き続き信頼関係を深めつつ、必要な生活支援、技術支援を行っていきたい。
  • 訪問が、ちょうど終戦記念日にあたり、これまで私たち日本人と現地の方々のつながりを常に支え、活動に関して協力を得てきたK村の寺院にて、引き続きの日本とミャンマーの絆を更に深く確かなものとし、また平和を祈念し地元住民と寺院内で平和祈念を行った。



 収支報告:

事業予算 <レート$1=\126.90 K1=\9.8>
人道支援事業
Z村貧困層/医療支援
縫製プロジェクト
SPT孤児院支援
総合農業産業事業
交通・運搬
その他
K村終戦祈念
¥320,752 
¥52,532 
¥210,006 
¥262,344
\52,532
\32
\126,900

合計¥1,007,600

第13期 タイ人道支援事業

事業種: 人道支援事業
事業名: 2015年7月タイ人道支援 
開催日: 2015年7月27日~2015年7月30日
従業者: 4名
受益者: (訪問先参照)


 事業内容:

支援・訪問先:
  1. タイ・バンコク、Wat Prok 寺院
  2. Blue-1工業
主な事業内容:
  • 長年、ミャンマー国境から逃れてきた難民を受け入れ、子ども達の教育を行ってきた寺子屋を訪れた。10年前にも訪問支援を行ったことがあり、当時20名の孤児が生活をし学習をしていたが、現在は50名に増え、学習できる校舎も立てられたと聞き、訪問を決めた。また、間接的ではあるが、ミャンマーの農業事業を行うにあたり、タイの農機具や道具類、陸路運搬に関わる情報など、この寺院にも協力サポートを得ている為、今後の相互協力について話し合いを行うためにも今回の訪問となった。
  • 地元で家内工業的に、機械を製造している会社を訪れ、ミャンマーの村の自立支援に活用できる農業や加工品に関する器具を調査した。これまで日本から持ち込んでいた物品や機械類は、変圧器を使わなければならず、生活や仕事環境からかけ離れすぎて使えないことも多く、近年技術向上をしてきているタイ製品でも簡易にまた安価に代用できると考え、その調査を行った。また、我々の拠点がカンボジアにあることから、物品を陸路で輸送したり、持込みであっても、空路ではなく陸路でバス移動も可能であることから、その調査も同時に行った。





 収支報告:

事業予算 <レート$1=\126.90 \1=0.2588B>
人道支援事業
難民子ども教育支援
農業事業関連備品
運搬費
滞在交通費

¥253,800 
¥16,383 
¥44,862 
¥51,486 

合計¥366,531

第13期 7~9月カンボジアDACC拠点事業

事業種: 人道支援事業
事業名: 2015年7~9月 カンボジアDACC事業 
開催日: 2015年7月25日~2015年9月12日
従業者: 6名

 事業内容:
支援・訪問先:
  1. DACC運営事業/Hope of Cambodia運営事業
  2. タイ王国ミャンマー難民寺子屋訪問準備
  3. ミャンマー総合農業産業事業(DACC研修)
主な事業内容:
  • 本年度も引き続き東南アジアの活動拠点DACCでの、日本人を対象とした奉仕や人道支援、国際平和に関わる学習・研修会の会場として、東南アジア諸国の支援事業のための準備、研究、研修を行う施設として役割を果たせるよう運営協力を行った。このDACCを会場に、8月に日本人対象の奉仕と平和学習の会が実施され、ミャンマー人の研修も実施されている。
  • ミャンマーの国境から逃れてきた難民を長らく受け入れ、子ども達の教育支援を行ってきたタイにある寺院を訪れることになり、同時に、ミャンマーの村で農業に関わる新事業を開始するため、機材や運搬の調査等を行う予定を立てその準備を行った。
  • ミャンマーの農村部の経済的自立と都市部の経済発展に伴う過疎化の問題を解決していくために、エヤワディ州のC村で開始した椰子の実事業を行っている村から、代表者3名をカンボジアDACC拠点に招き、1週間の研修を行った。研修では椰子の実で作った油を使ったパン作りを課題に実習を行い、農産物の栽培だけではなく、加工品を製造していくことによって若者の仕事づくりができる事を体感してもらった。例えばパンであれば、窯作り、炭作りなどの仕事も創出でき、産業廃水や廃棄物で村の環境を汚さないためにも環境浄化液(マイエンザ)を作り普及させることにより村の環境保全もできることなど、今後の事業について実習をしながらしっかり話し合うことができた。
  






 収支報告:
事業予算 <レート$1=\126.74 >

人道支援事業
DACC運営事業協力
タイ訪問準備
ミャンマー村研修会
¥1,019,679
¥69,350
¥363,364

合計
¥1,452,392

2015年7月3日金曜日

第12期 情報提供に関わる事業会計報告


平成26年事業年度(第12期) 情報提供に関わる事業会計報告

事業/収支報告 
事業種: 機関紙発行等による社会奉仕・人道支援に関する情報提供事業 

事業期間:平成26年度 第12期/平成26/07/1~27/06/30)
事業名: ① インターネットウェブサイトによる情報提供 

               ② 賛助会員ニュースレター発行と配布


 事業内容

目的:
当団体の独自の活動指針である「ダイレクトアクション」「心繋がる国際協力」をベースに、事業活動目的、活動内容を国際協力や当団体に関心を持つ人々に分かりやすく伝える。事業会計報告はウェブサイト、会報等を通じ一般公開し、人道支援事業への理解と協力を求める



1)インターネットウェブサイトによる情報提供
http://www.cealo-ngo.org
継続してサイト運営と管理を行い、活動報告をブログで更新する

●Weeblyサーバー契約平成26年7月~1年
\5,174
●Lolipopサーバー契約3年
\9,720

2)賛助会員ニュースレター発行と配布


平成26年9月発行 賛助会員へ郵送、各種イベント会場等で配布
平成25年の当団体設立10周年より、会員に協力を呼びかけ、ニュースレター郵送希望を聞き、転居先不明者、未回答者、事実上の活動休止会員には発送を停止し、印刷部数も大幅に減らした。

●1000部A3二つ折りフルカラー仕上げ印刷代、コピー用紙(挟み込み会計報告1200枚)
¥7,310
●賛助会員への発送300通は、寄付切手を利用した
¥0
○宛名ステッカー購入
\1,382
〇団体用パンフレット3つ折り500部
\5,100

事業支出総額 \28,686

第12期 寄付金収入に関する年次会計報告


平成26年事業年度(第12期) 寄付収入に関わる会計報告

収入合計額...........................\11,017,394  (100%)

【内訳】
寄附金.................................\10,996,012 (99.8%)
賛助会員入会費(21名)........  \21,000 (0.1%以下)
その他雑収入・受取利息........\382 (0.1%以下)


 事業内容:

寄付金の種類と内訳:

1)Bank for Gift~子ども達へのギフト貯金(賛助会員からの寄付金)
賛助会員には入会費以外、年会費等の会費は一切なく、任意による寄附を受け付けている。各会員別に寄附の記録を残し、本人に限り、サイト上で自らの寄附貢献記録を閲覧することができる。


2)国際協力基金(一般からの寄付金)
一般個人、団体等から寄せられた事業活動、団体運営への寄附金。賛助会員や、グループなどで、自主的にイベントやバザーなど募金活動を行ない、寄付されることも多い。

3)事業協力金(特定の事業を指定した寄付金)

寄付者より、実施中の事業や特定の国を指定した協力希望がある寄付金や、短期的な特別事業に対する協力を呼びかけ寄付されることもある。

寄付金の内訳
寄付金
金額
割合
1)Bank for Gift会員寄付
2)国際協力一般寄付
3)事業協力金
¥4,103,279
\5,984,106
\908,627
37%
54%
 9%
合計¥10,996,012100%

第12期 人道支援事業ー東南アジア人材育成

特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 

事業報告書 < 人道支援事業/人道支援事業‐東南アジア人材育成>
平成26年7月~27年6月末 
事業種: 人道支援事業(平成26年度第12期) 
事業名: 人道支援事業‐東南アジア人材育成 
受益者: カンボジア、ミャンマー 

事業内容 
本年度も、引き続き、東南アジアの活動拠点ダイレクトアクションセンター(DACC)を、活用し、東南アジアの人々と日本人との共同生活や事業協働を通じた自立のための研修や、東南アジアと日本の架け橋役となれるの人材育成に関わる事業を通年行った。 

主な事業:
①DACC運営協力:拠点維持運営に関わる駐在スタッフ、短期滞在者に関わる物品や運営費提供、拠点内で実施する事業への協力
②技術研修事業:縫製や農業などの技術的な指導や研究を行い、農村部への事業導入の下準備、それに関わる設備や機材の提供等
③人材育成事業:国内外の事業企画、運営への参画、活動参加などの実務を通じ、東南アジアと日本の架け橋役となりる人材育成
④日本語学習推進事業:東南アジアの子どもから大人までを対象とした日本語の学校、研修に関わる事業の実施、及び事業協力。


本年度の活動内容:
2軒あった研修施設の内、宿泊棟として利用していた建物については、平成26年12月をもって、借主である地元NGOとの契約が解約された。これは地元住民と正しい関わり方を徹底して行う我々の立場を明確にしたもので、今後も地元の人々とどう信頼関係を深めるかは、便利不便の都合や損得で判断するのではなく、多少不便になろうが正しい姿勢で関わることの教訓となった。

本年度も、拠点を中心とした事業活動が継続できるよう施設賃料の援助を行い、医薬品や消耗品、機材類など、施設利用に必要な物品提供を行った。

縫製技術研修(通年/2月4週間研修)、農業や環境浄化に関わる技術・運営・自己啓発等の学習に参加する東南アジア人の渡航・滞在支援、及び指導、運営援助、機材や道具提供を行った。

引き続き、現地で支援を受けてきた者、スタッフ参加者の中で、独自に日本語学校を運営している者、自宅で家内事業(洋裁作品と物品雑貨の店)を始めた者、他NPO団体の事業参画の要請を受け来日、国内で講演を行う等、3名共に学習成果を生んでいる。

スリランカの現地協力団体でボランティアで活動している学生の中で自主的に日本語学習を行う学生を受け入れ、日本語集中指導を行ったり、縫製技術と同時に日本語を身に着けたい学生にも学習の機会を提供。いずれも1~3か月の期間で実施。

収支報告
【事業支出】※期間限定訪問/現地決済による人道支援以外の人道支援活動事業費
DACC駐在に関わる運営協力\70,024
技術研修事業\286,400
人材育成事業\398,504
日本語学習推進事業\140,196
合計金額\895,214

カンボジアDACC(A館)解約                       カンボジアDACC(C館)
現地アンテナショップ                                     DACC内・農産物加工品の実験研究

第12期 支援物資に関わる事業


特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書
人道支援事業/主に日本国内で行う人道支援事業に対するボランティア活動
事業/収支報告 
事業種: 人道支援事業関連事業 
      (平成26年度 第12期/26/7/1~27/6/30)
事業名: ① 支援物資回収・保管/発送
対象者: 
①不特定多数の貧困層、②孤児院、学校、病院等
    ③東南アジア拠点地域住民
支援物資回収/発送
事業内容と
事業目的
引き続き、設立以来継続してきた東南アジア発展途上国への配布支援物資が、全国で集められたり、直接発送により提供され、多くの協力を得ることができ、協力者の意識が提供物品に現れ、管理や発送のボランティア活動も地道に継続されている。

当団体の倉庫ではないが、この活動に関わってきた人々が自主的に中古車いすを回収し、掃除やメンテナンス、梱包を丁寧に行い、現地に自ら運び病院に寄付することができた。

孤児院への物品提供も継続して行うことができたが、それに加え、現地の地域住民貧困層を対象にした期間限定の青空マーケット事業が、今期から、カンボジアのアンテナショップを手本とし、これまでの受益者が、自宅内に店を構え、日常で提供する状況にも発展している。

回収された物資の整理、発送、運搬は協力団体GHSと各寄付者やボランティアにより担われ、当団体は、引き続き国際協力への参加を促しながら、物品の募集、無料配布と現地関連事業の運営援助、倉庫賃料協力、GHSをはじめとする協力者との協働事業を更に地道に継続していくことに努めたい。

   現地に運ばれた物資準備

  1人分に分けた物品を手渡し(孤児院)
  村の家内店スタート(MB村)
  スリランカに運ばれた車いす(空港にて)



期間通年
主な実施場所物資回収: 日本国内 (主に、活動拠点の倉庫)
配布:カンボジア、ミャンマー、スリランカ
従業者総勢約50名のボランティア
支出額倉庫賃料を負担
目的事業運送/保管料
倉庫賃料(ハートスペース内)10300/1ヶ月x6か月
12360/1か月x6か月(契約変更)
\135,960
倉庫内コンテナ、発送用品等\37,775
合計事業費\173,735

第12期 4月ミャンマー人道支援事業

事業種: 人道支援事業
事業名: 2015年4月 ミャンマー人道支援 
開催日: 2015年4月22日~2015年4月27日
従業者: 2名
受益者: (訪問先参照)


 事業内容:

支援・訪問先:
  1. ヤンゴンK村 縫製プロジェクト/MB万屋事業
  2. CW村 椰子の実事業
主な事業内容:
  • 縫製プロジェクトで自立を目指してきた中で、新たに1名が自宅で洋裁作品と日本からの物資を雑貨として安価に村の貧困層に販売できる店の改装がほぼ完成。看板も設置された。実施する本人と家族の経済的自立が第一目標であるが、本人だけに終わらず、周辺で同じように生活苦から立ち上がろうと洋裁の技術習得を希望したり、事業の手伝いを自主的に行うボランティアの啓発に努めていけるよう引き続き協力・指導を行っていく。
  • 村独自の特産物、農産物を活用した自立を可能にするため、収穫物の買取り支援を行ってきた村の中で、エヤワディ州のCW村が特に誠実にそして熱意をもって自立を希望し行動してきた。こうした電気水道などのインフラの整わない貧困村でも可能な小規模の簡易設備と地元の農産物や原生する植物を利用した加工品など、家内工業的なところから開始できる事業を模索してきた。農産物はすでに地元の市場等に販売を行っており、土地の規模と労働力から今以上の収穫は望めず収入にもつながらない。そこで、周辺の村に原生している椰子の実を原料とした加工品を村の産業にできないか、カンボジアの拠点で調査・試作研究を行い、現地で試験的に作成できるよう設備と道具を揃え、作成と管理の3日研修を行った。電気や水の課題もあり、村民が本気で取り組め、実力範囲内で可能なものかどうか、機材と3か月分程度の材料を提供し、連絡をとりながら進展状況を見ていきたい。

   


 収支報告:

事業予算 <レート\1=8.8K>
人道支援事業
縫製P/MB万屋事業
CW村椰子の実事業
¥40,568
¥359,432

合計¥400,000

2015年3月3日火曜日

第12期2-3月カンボジア人道支援事業

事業種: 人道支援事業
事業名: 2015年2-3月 カンボジア人道支援 
開催日: 2015年2月1日~2015年3月5日
従業者: 10名
受益者: (訪問先参照)


 事業内容:

支援・訪問先:
  1. DACC拠点事業運営支援
  2. ミャンマー人カンボジア研修(渡航滞在援助)
  3. HOC人道支援事業協力
主な事業内容:
  • 直接的な支援活動は年間限られ、日常や間接的で地道な活動が柱となっているものの、カンボジアに活動拠点があり、通年活動やボランティア体験、または技能学習が集中して行える場が東南アジアに維持できることは、当団体だけではなく、この拠点を活用する現地や関連する団体、ボランティアや受益者、また周辺住民にとって有益なものとなっている。しかし、これまで2つあった建物の内、20名以上の収容が可能な宿舎の契約更新を中止したため、現在別な物件を調査中。(契約更新中止は、同じ街に居住せず、拠点の活動や周辺住民の要望を理解することもなく、一方的な賃料値上げをしてきた家主に同意しなかったため)地の利や環境、設備を含め、集中した学習や技能習得に最適であることから、今後も更に拠点を生かした事業や役割を果たせるよう引き続き関係団体と協力し維持していきたい。
  • また、当団体が10数年前に支援購入した農地に関しても、この拠点で活動を行うボランティア等により、改善・改良が行われ、住み込みで管理を行う農民も安定して従事し、日本人と協働で農作物の実験研究を行い、不毛の地が作物が取れるまでに土壌改良もされてきている。また、拠点周辺の住民が日本人ボランティアと共にこの農地に行き、管理家族の家を修繕したり、奉仕などの研修の際に出かけて作業を行うなど、共に汗を流し働く協働の学習の場としての役割が大きい。引き続き、管理運営協力に対する資金援助を行っていきたい。
  • 学生を対象とする日本語や技能習得、心の育成を行う研修に、参加希望のミャンマー人の男子1名を受け入れ、2か月間、DACCにて学習を行うこととなった。これまで研修事業責任者は日本人が行い、ミャンマー人はスタッフとして、また研修の一部科目を担う教員として参加していたが、今回は、ミャンマー人駐在員が責任者として担当することとなり、研修計画に従い、日本人スタッフが協力して事業活動を行う。宿泊、会場となる拠点を管理する地元NGOに資金協力を行った。
   



 収支報告:

事業予算 <レート$1=\120.57 1$=4000R>
人道支援事業
DACC管理運営/備品等
HOC人道支援事業
DACC事業活動援助
縫製プロジェクト研修費
¥121,448
¥180,855
¥1,026,412 
¥192,430

合計¥1,521,145 

第12期2月ミャンマー人道支援事業

事業種: 人道支援事業
事業名: 2015年2月 ミャンマー人道支援 
開催日: 2015年2月18日~2015年2月28日
従業者: 6名
受益者: (訪問先参照)


 事業内容:

支援・訪問先:
  1. K村内、拠点集会所、教育事業支援
  2. モン州KT寺子屋孤児院(660名)
  3. KW村、タナカ村産業支援
  4. K村縫製プロジェクト、MBマーケット事業
主な事業内容:
  • 地元の教育施設でもあり、近隣住民の集会所であり、また当団体の拠点や集会所として利用しているK村に対し、教育事業支援、集会所の設備や備品の寄付等を行った。
  • モン州のSPT寺子屋・青少年育成施設を訪れ、米や文具、日用雑貨の寄付、教育支援を行った。米はZ村の支援先であり、協力して農業実験を行ってきた農家からの米を買い取り支援し、そのまま施設への支援米とした。
  • 厳しい自然環境、生活環境で生活が困難な村のうち、一方的な支援だけではなく、その村独自の特産物、農産物を活用した自立を可能にするため、訪問するごとに村の人に地元で収穫できるものを持ってきてもらい、買取り支援を行いながら、それら作物等の調査を行ってきた。今回も引き続き、前回の約束から、村人が集めた薬効のある花を乾燥させたものを引き取った。調査研究を行いながら引き続き村の安定収入につながる産業を模索すると同時に村人との信頼関係を深めていきたい。
  • 縫製プロジェクトでは、少しずつ自宅で作業場を置き自立した生活ができるようになったメンバーも出てきたが、ミシンや機材のメンテナンスや取扱いができておらず、数か月ですでに不具合を起こしていた。引き続きの技術指導と更なる管理能力を高める学習が必要。また、長年頑張ってきたメンバーの自宅スペースを店舗として使えるように改造し、日本からの物資や縫製作品を村で販売できるよう支援を行い、他のメンバーも短期的に店を利用したり、作成した物品を販売でき、さらなる自主運営と自立が現地で行われるよう引き続き指導と協力が必要。主要メンバーの2名をカンボジアの活動センターに招き、技能研修を2か月行うことにした。

 収支報告:

事業予算 <レート$1=\120.57 1$=1025/1031Ks>
人道支援事業
縫製プロジェクト
SPT孤児院支援
K村教育事業支援
K村支援(集会所、設備)
KW村タナカ村支援
¥217,357 
¥712,450 
¥116,945 
¥203,623 
¥178,091 
¥52,625

合計¥1,481,048 

2015年1月25日日曜日

藤井かおるさんのご冥福を心よりお祈りいたします

CEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンの設立以来、長らく当団体の活動に積極的に参加され、2006年に本部を石川県に移動して以降、事務局の賛助会員管理ボランティアとしてご尽力くださっていた藤井かおるさんが、平成27年1月24日に他界されました。当団体の賛助会員の全ての皆様の窓口を担って下さっていたため、ここにご報告させて頂きます。


昨年末の27日に、「今年最後のご奉仕」と、事務局にかけつけ、皆さまからのご寄付を記帳してくださいましたが、その数日後にご家族より緊急入院をされた連絡が入りました。最後の最後まで、当団体の活動に尽力くださり、長年の地道なご奉仕に心から感謝とご冥福への深い祈りを捧げます。

かおるさんは、ミャンマー、カンボジア、スリランカの事業にも何度も参加され、孤児院や村を訪れ子ども達と触れ合うことを喜びとされ、事業参加できない時でも何かできることがあれば、と手を挙げてくれたのが賛助会員の皆様の名簿管理や寄付金(Myページ作成)管理でした。事業活動に参加されない方、お会いすることもない方でも、地道にみんなが少しずつ心・寄付金を寄せながら当団体の活動があることの有難さと素晴らしさを誰よりも感じてくださり、また、最後まで地道に奉仕を全うされたことに、感謝しかありません。

この場をお借りしまして…、かおるさん、どうもありがとう。後のことは仲間にまかせ、安心してゆっくりお休みください。また、これからも一緒に歩んでいきましょう。

亜弥迦