2014年1月11日土曜日

新♪日本語研修事業スタート

2009年日本語学習&技術研修プログラムをスタートしてはや4年。その最中は、研修生もさることながら、教え役を担った日本人ボランティアも大変!”泥まみれ”のような研修でした。また、あれだけ無我夢中でやったけれど、果たしてどれだけの事ができたのだろうか…、そんな疑問と闘うことも今だ頭をよぎります。

スリランカ研修中のティンティンさん(右)
しかし、やってよかった♪と思うことももちろん沢山あります。その一つが、研修に参加したティンティンさんが、自宅で日本語の塾を始めたこと。ミャンマーの大学で日本語を4年学んだ彼女は、スリランカ研修にはフル参加ではありませんでしたが、2年に渡り1か月ずつ参加。当団体の現地スタッフとして縫製プロジェクトを長年担当してもいます。日本語を全く知らない孤児院からの学生達に、「あいうえお」から日本語を教えてくれたのも彼女でした。

教え子を連れてボランティア参加するティンティンさん
そのティンティンさんが、2013年5月から塾を開始し、年末には「Mirai Japanese School」と看板を挙げて本格的に取り組んで頑張っています。これは、当団体の事業活動の「お手伝い」ではなく、全く彼女個人の意思と努力で事業を立ち上げ実施していること。カンボジアの活動拠点DACCに1年駐在し、いろいろ考えた末に自分で実践したことはとても嬉しい事です。



現在も、ミャンマー国内での縫製プロジェクトサポートを継続しながらも、日本語学習を希望する学生達に日本語を教えています。2013年12月のミャンマー訪問時には、その学生の中でボランティア希望を募り、日本人ボランティアの手伝いもしてくれました。

塾では裕福ではない家庭の子ども達が大学進学を目指し、将来を夢見て日本語を学んでいるとのこと。わずかな学費を受け取りながら塾を運営しているティンティンさんを応援したいと考え、Mirai Schoolの学生を対象に、1週間だけ日本語ネイティブと合宿する研修を行う計画をたてました。

詳細は『日本語1週間寺子屋プログラム』の概要をご覧ください。